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■開発・サポート情報


柱の曲げ降伏後のM-Nインタラクションカーブの取扱いについて


2007年11月26日(月)


 この度、「BUILD.一貫IV+」の保有水平耐力計算におきまして、新しい解析モデルを選択できる機能を追加いたしました。

 柱の曲げ降伏後に応力点がM-Nインタラクションの外部に飛び出さないように制御する解析モデルです。これにより、基本的に曲げ降伏後の応力点は、M-N柱やM-M-N柱(2軸曲げ考慮)のM-Nインタラクションカーブ上を移動することになります。


【柱が曲げ降伏した後のモーメントの挙動】

 柱が曲げ降伏した後、軸力変動に伴う降伏モーメントの低下によるモーメントの超過分を不平衡力とし、収斂計算を行います。

 不平衡力が大きくなると収斂しにくくなることがあります。この時は、保有水平耐力計算データの[ULA2]で荷重増分ステップ数に大きめの値を入力して下さい。大きめの値を入力することで荷重刻みが細かくなり、不平衡力が小さくなって収斂しやすくなります。

 なお、柱モデルとしてM-N柱とM-M-N柱(2軸曲げを考慮)のどちらを選択した場合でも、上記の解析モデルを適用することができます。
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